口輪のおかげで変わったアイルゥーの世界
個人的にちょくちょく耳にする、「口輪なんてかわいそう」「虐待と一緒だ」って声。
確かに見た目にはドキッとするし、慣れない人にとってはハッとするものだと思います。
でも、私ははっきりと言えます。
「毎日アイルゥーに口輪を使っています」と。
それはアイルゥーの可能性を広げるため。
しんどい思いを少しでも減らし、安心して暮らせる環境を作るための安全策なんです。
一時期のアイルゥーは、人や犬を噛むことがあり、迎えるには覚悟がいるタイプでした。
でも、それは単純に“経験値が足りなかっただけ”。
もしアイルゥーの経験値を広げず、「噛むかもしれない」と口輪をせずに過ごしていたら――。
他の犬と散歩に行く楽しさを知らなかったかもしれません。
無邪気な若い子たちを見て、ちょっとイライラする感情があることを知らなかったかもしれません。
最初は毛嫌いしていた犬仲間と、慣れたら一緒に過ごせることも知らなかったかもしれません。
口輪があったからこそ、アイルゥーは安心して一歩ずつ挑戦できました。
いまアイルゥーは、他の犬と一緒にリビングで過ごし、ふわふわした場所で寝転んだり、
いい距離感を見つけて上手に関係を築けるようになりました。
口輪がなければ、そんな可能性を広げる機会がなかったかもしれません。
もし私たちが「噛まれるかもしれない」と恐れ続けていたら、
アイルゥーは誰にも撫でてもらえず、呼びかけられることもなく、
暖かいぬくもりを知らないまま過ごしていたかもしれません。
それって、とても寂しいことです。
口輪をしているからこそ、アイルゥーは多くの人に撫でてもらい、
一緒の空間で過ごし、呼ばれる喜びを知ることができるんです。
だから、口輪を「虐待」だなんて思わないでほしい。
もちろん、口輪を「黙らせるため」「服従させるため」に使うなら、それは虐待です。
それは犬のためではなく、特定の人が楽をするためだけのものだから。
でも、アイルゥーのようにトレーニングや安全のために使っているなら、
それはその子の未来を広げるための道具なんです。
いまアイルゥーは歯磨きの練習ができるほど、口周りを触られても怒りません。
警戒心の強い子なので、慣れるまで少し時間はかかりますが、
その分、深い信頼を築けたときの愛情は計り知れません。
そんなアイルゥーに愛されたい里親さん、募集中です。
許した人だけに見せるキュンキュン鳴きは、悶絶するかわいさですよ。
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