アニマルハーモニー施設見学

【大阪府の現状です。賛同していただける方はシェアお願いします】

昨日、はぴねすのメンバーに声かけさせてもらって、施設見学に伺いました。

白衣を着て見学に行きます。

一般で見学できるところをぐるーり。受付と外側ガラス越しの犬の収容されてるところが見えるところ。

その場を常に見せることで、オープンで開かれてる施設となってます。

今回は見学の申請をしてるので、本来スタッフオンリーな中まで入らせてもらいます。

わたしが同行して、見方が変われば…の解説付きです。

ふれあい犬ー「イベントの時や、犬の触り方接し方を教えるときのために、ふれあい犬としてビーグルとチワワに頑張ってもらってるんですよ!」と保健所は説明します。

その説明を聞くと、生かしてもらってて人に触れてもらって、運の良い子たちだな。殺す施設と思ってたのに、こんなこともしてるんだ!と思われる方、多いと思います。

裏を返せば、その子達は、任期の間は譲渡にもされずに、ずーっと17:00〜9:00くらいまで人不在の場所に置いとかれるんです。人がいる営業時間もずっとスタッフがいるわけではなく、ガラス張りにポツンとサークルで、見世物なのでストレス大。わたしが見たときは、サークルの中の新聞ビリビリでうんちおしっこもある時も多いです。

前回のふれあい犬の任期は1年半でした。犬の一生15年のうちの1年半!人で言ったら8年くらい。一般募集したらすぐに決まるような子達です。一刻も早く、ふれあい動物園みたいな事辞めて、一般家庭でしっかり愛を受けてのほほーんと生活させてやって欲しい。

このふれあい犬1つとっても、保健所は良いように説明し、理解を得られる説明をしようとします。当たり前です。

その言葉の、裏側をしっかり見極めれるようにしてください。本質を見てそのやり方良いかどうかの判断を大阪府民はする事が大事です。私達の大事な税金で設立運営している犬の為の施設(のはず)アニマルハーモニー。

ちゃーんと、適正に活用されているか??の視察でもあります。

まず、最初に案内されたのは手術室。

必要な処置や、避妊去勢をします。前はこの手術台の上に物が置いてあって全然使ってない感満載でしたが、今回は整ってました。

週に3〜4匹手術するらしいですが…現状、今まではぴねすが大阪府から引き出した犬で去勢不妊手術されてたことは1回も無いです。

犬の場合、去勢不妊もせず、乳腺腫瘍もチェリーアイも一般譲渡から漏れて手術しないと決めてしまっているのに、必要な処置とは何をさしているのかを聞くの忘れました。

その後、トリミングルーム。専門学生がトリミングに来てくれるそうです。洗ってもらえるならいいやん!と思った方、よく聞いて。

専門学生が何校も週3〜4回も来るそうです。洗いやすい犬だけを洗いに。ビビリな子や少しでも噛む可能性がある子は、学生には任せない。授業だから、生徒が怪我されたらダメだから。

トリミングされる子は、不必要でも週に何回も洗われて、トリミングされない子はずっと不潔な状態になってるんです。

わたしが願う、譲渡のための清潔感のある犬とはかけ離れてますよね。事業としての専門学生受け入れだからか、「今週は、みんな綺麗なんで来なくていいです」とか調整が出来ないから、犬達は何度も洗われるしかない。犬って、洗い過ぎよくないの知ってます?

ちょっと噛みや難ありな子は、いつまで経っても汚いままだから、一般の方が犬を迎えに来たときに、そういう子ほど迎えてあげて欲しいのに、体にはおしっこついてて当たり前、汚い臭い毛がボサボサ抜け毛混じりなことがほとんどです。そんな子、自分の車に乗せて連れ帰ろうと思う方どれくらいいるでしょう?

この専門学生のトリミング制度1つとっても、人の為にしてる事になってますよね。

次は、子犬部屋。冷暖房完備でとても空調は快適。2年半前から収容されてる怖がりの成犬が1匹いたのですが、冷たい床の上に水と2種のドッグフードが手付かずで置かれてました。

良い意味で捉える殺処分せずに2年半も置いてくれてる。悪い意味で言うと2年半も譲渡ネットにも乗らずに散歩にろくに行かずに、ご飯と水と排泄を綺麗にされるだけの飼い殺し。

毛布なし。冷暖房完備だから?ふんわりしたところで寝たいよね…フローリングの上好んで寝る人います?誤飲の可能性ない子には入れてあげて欲しい。洗濯がめんどくさいんかな?作業増えるから。収容されてる子の場所、ほとんどに毛布なし。毛布なし。

やはり、いつ見学に来ても、見学の方から殺処分の話が出ます。殺処分になるかならないか?は環境省のガイドラインに沿っての判断と説明されます。

環境省のガイドライン見た事ない方の為に、ざっくり説明すると。「捕獲収容、引き受け収容、負傷、どんな収容動物でも適正に飼育しなさいよ。返還譲渡に努めるのが先ですよ。致し方なく殺処分にするときには痛みや苦痛がないようにしてあげてよ。でも都道府県により地域性や自治体の環境間違うから一律には出来ないよね。」な内容です。どうとでも解釈できる言い回しになってます。要は、その場その担当者の判断次第。

どんな犬が殺処分されるのか?の質問には、決まって「手に負えないほどの噛み犬や、瀕死な子」と説明されます。そう言われると普通は納得しますよね。

私達の素人と違って、今まで十何年も数十年も、色んな犬を見まくってる現場のスタッフさんが、手に負えないほどの噛み犬って、まぁぁ少ないと思います。大概の子が最初はパニックになってても落ち着いて懐いてくる子もいます。

瀕死な子、その瀕死判断は正しいのか?冒頭に必要な処置もしない施設と説明しましたが、必要な処置せずに命の終わりを決めるって、どうなの?!とわたしは思います。

もしかしたら、病院行ったら治療出来ることかもしれない。もし結果的に数日の命だとしても、作業任せの安楽死をされるよりは、最後の時まで美味しいもの食べて、ふかふかの毛布で、温かい人に見守られたり腕の中で幸せに逝かせてあげたい。

たった数日でも、いい思い出持っていって欲しい。そう思うから、どんな瀕死の子でも、連絡してって言ってあるのに、1月も連絡くれないまま殺処分されてます。数はまだ未定。

連絡くれないなら、どうしようもないやん。譲渡に努めるんじゃないの?

ここで話戻ります。「噛み犬、瀕死の子は殺処分にする」の説明、手に負えないほどの噛み犬はごく少数、瀕死な子は受け入れるよ…と言ってる団体があるのに連絡くれないのが現状です。

ここまで突き詰めて話すると、保健所側は大概が「そんな瀕死な子とかばかり渡して保護団体に無理させれない」と言ってくれます。

そう思ってくれるなら、マジで小型中型や純血種の可愛らしい子を保健所に置いとくルールやめて欲しい。置いとく理由はこっち(保健所)で決まると思うから。

んで、キャパがない、お世話が回らない、いつまでも置いとけない。と、殺処分前の子のレスキュー依頼がどんどん来ます。

殺処分にしないための努力義務が行政にはあるんです。実際は、どんな子が殺処分へのカウントダウンが始まるか?と言うと、野犬、攻撃性は無いけど人に懐きにくい子、乳腺腫瘍、結石が出来やすい、高齢、足が悪い、アカラス、チェリーアイ、内臓の数値悪いとか。

治療せずに、動物保護団体(わたしたち団体や個人ボランティアさんなど)に電話です。それは、努力義務とは言わない。

根本的に行政が殺処分ゼロに取り組もうとするからには、人馴れしにくい、病気持ち、高齢、体は自由に対応する時間とお金とケアする人が必要なんです。そこを努力せずには、殺処分の激減は出来ません。

保健所が今説明する通りの、「本当に手に負えないほどの噛み犬と本当に治療しようがないほどの瀕死な子だけ」殺処分になる為には、そうじゃない犬達には適応できるようにしないと、努力義務とは言えないですよね。

今、保健所はその義務果たせてるでしょうか?

説明の最後には、「行政はなかなか変わらないからね」と、言われます。

そのなかなか変わらない間に、どれだけの子が無駄に収容されて、数えれないくらいの子が殺処分されてきたか。あとどれくらいかも目処も目標も言われない。待って、変わるからと言われ続けて早10年。

わたしの愛犬達にはもぅ1日でも1秒でも、あんな場所にいて欲しくはない。なのに、なんなん置いとくルールって。個人でもボランティアでも、サクッと譲渡して、もっと予算も、人も時間も何もかも、殺処分の子達に重点的に関わってくれたらいいのに。

それが殺処分ゼロに繋がることなんです。

保護団体や個人ボラは、活動を早く辞めたいと思ってます。保護を必要とする犬がいないことを祈ってます。そうなる為には、保健所がその役割も担えるようにならないとあかんのです。保護団体や個人ボラありきの保健所では、ダメです。

大阪府がその方向にきちんと舵取りしていける様に、わたしたち大阪府民が上っ面な説明に惑わされずに、真実を見て考えて、行政施設が適正な運営をし続けてるか?監視し続ける事が必要です。

施設見学のメンバーの中にも「知らなかった」の意見が多かったので、ここで皆さんのシェアのパワー必要です。

※各都道府県で施設環境ややり方が違うとは思います。各施設がよりよくなる努力をし続けるといいと思います。

※間柴ガイド付きの施設見学をしてもらえると理想と現状の両方知ってもらえると思い提案したのですが、年1回しか見学来るなと言われてるので行けません。

※わたし大阪府に文句も意見も言いますが、どこの団体よりも大阪府から殺処分前の子を引き出ししてます。口も出すけど手も出してます。

イト「あたしの命にも関わる事やねん、シェアしたってな!」

今後の譲渡会情報

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